先日、超ハイレベルな生徒さんの宿題チェックをしていた時のこと。
リーディングの演習をしてきてもらったのですが、パート7の語彙の言い換え問題で苦戦したとのことでした。
超ハイレベルな生徒さんでも迷うくらいなのですから、問題自体が難しいです。
現にその問題は意味だけで考えると確かに迷ってしまうものでした。しかし語法にまで目を向けると正解が見えてくる問題でもありました。あるいはフィーリングに頼ってもよし。
とにかく頭よりも身体で正解のほうを感じ取れることが大事でした。
そのことを指摘すると、「どうすればその感覚が身につきますかね?」という質問を投げかけられました。
たしかにそこが肝心ですよね。とにかく英語に触れて経験値を積むしかありません。僕がとっさに出した答えがそれでした。
すると生徒さんが続けて、「英英辞典で調べたら、その感覚がつきますかね?」と仰ったので、僕はすかさず「それだ!」と思いました。
振り返ってみれば、僕は大学生に入ってからずっとオックスフォードの英英辞典を使って単語の意味を調べてきました。最初のうちは背伸びする感じでしたが、徐々に慣れてきて、今では英英辞典を引くのが当たり前になっています。
そうした経験があるのに、とっさのタイミングだと出てこないものなんですよね。生徒さんのおかげで正解に気が付けました。
語感や語法を身につけたいのであれば、英英辞典を引きまくってください!
英語で読むことで初めて分かる単語の中身というものが必ずあります。TOEIC800点以上であればどんどん英英辞典を使ってみてください。