ここ最近スマホを見ている時間が長いと感じています。

ちょっとでも手持ち無沙汰になるとTwitterとかYouTubeを目的もなく見てしまうクセがついてしまったようです。

これは本当によくない。

学生時代に読んだミヒャエル・エンデの『モモ』という小説に「時間泥棒」が出てくるのを思い出しました。スマホは間違いなく時間泥棒です。

ついついスマホを見てしまう悪癖から脱却するために、久しぶりに小説を買いました。

村上春樹の『騎士団長殺し』です。とっても長い小説なので、読み終わるまでに相当な時間がかかることでしょう。

村上春樹は大学を卒業してからの一時期にむさぼるように読んでいました。主人公が自分の年齢と近かったことと、ストーリーそのものが面白いのとで、たちまち夢中になりました。

村上春樹の小説を読むのは本当に久しぶりです。たぶん『1Q84』以来かもしれません。

ちなみに『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』、『海辺のカフカ』は英語でも読みました。とくに『海辺のカフカ』では、英語で読んだことで、日本語で読んでいたときの疑問が解消されたという不思議な体験をしました。こんなことは後にも先にもその1回きりです。

これまで通勤電車の中や眠りにつく前の時間にスマホをいじることが多かったのですが、今日から小説に変えていこうと思います。

この記事のタイトルにした「スマホを捨てよ 読書をしよう」は、寺山修司のパロディですね。寺山修司も大学生のころに少しだけ読みました。まったく世代ではありませんが、妙に惹かれたのを覚えています。懐かしいなあ。