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リノキア英語スクールの鈴木です。
タイトルにもあるとおり、今回は「TOEIC以外の英語に触れる大事さ」について書いていこうと思いますが、わりとTOEIC高得点の方を意識した内容となります。
まず個人的に思うのは、950点以上の高得点を目指すためには、TOEICから敢えて離れ、違う素材を使って学習することが効果的なことが多いということです。
僕自身もそうでしたし、周りを見ても同じ経験をされている方が多いです。
そんなわけで、TOEIC950点、あるいはTOEIC満点を取るための正しい勉強法は、TOEICよりもレベルの高い英語に触れることなのではないかと思うのです。
TOEICの肝はリーディング
では具体的に、TOEICよりも上のレベルの英語とは何なのか?
僕の経験から言えるのは、英検準1級・英検1級・そして洋書や洋雑誌を読むことです。
これらで勉強することで、語彙力が圧倒的に変わります。
もちろんTOEICで知らない単語がゼロになるということにはなりませんが、少なくとも単語力が原因で失点につながるということは、ほぼゼロになると思います。
TOEIC900点以上を目指している方にはご存じの方も多いかもしれませんが、TOEICで最終的にネックになるのはリーディングです。
もう1つのリスニングのほうは、テストの回にもよりますが、だいたい1~3問くらいは間違えても満点が出ますし、極端な場合だと、4,5ミスであっても満点になることがあります。けっこう満点が取りやすいのです。
一方、リーディングではそうはいきません。
リスニングよりもミスに対してシビアなのがリーディングです。
許容範囲としては、1ミスなら満点が出ることが多いですが、2ミスになると怪しくなり、3ミスだと絶望的と言っていいでしょう。
こうした差も影響してなのか、多くの人はリスニングのスコアのほうが高く、リーディングで伸び悩むというケースに当てはまることになります。
TOEICよりも上の英語に触れて打破する
TOEICの問題集だけを繰り返しても、触れている素材のレベルが一定なので、やがて頭打ちになるのは明白です(ただ、TOEIC教材をひたすら解いて満点を達成した方もいらっしゃいます)。
どこかで自分に負荷をかけなければ、スコアはずっと止まったままになるでしょう。
そうした状況を打破するのに役立つのが、TOEICよりもレベルの高い英検や洋書ということになります。
英検準1級や1級の英文がスラスラと読めるのであれば、TOEICの英文なんて簡単に感じますし、洋書にしたって同じです。
要するに、普段から触れている英語のレベルを、TOEICよりも高いところに設定するわけです。
2~3ヵ月くらいTOEICから離れて、よりハイレベルな英語に触れてみてください。
最初は大変だと思います。しかし継続していけば、いつか変化を感じる瞬間が来ます。
もし英検1級や洋雑誌を、ラクラクとは言わないまでも、辞書なしで読んで内容も分かるレベルになったら、きっとTOEICのリーディングがびっくりするくらい簡単に感じるはずです。
そのくらいのレベルになって初めてTOEICのリーディングで満点が狙えるようになってきます。
煮詰まったならTOEICから離れる!
そんなわけで、TOEICのスコアを伸ばすためには、必ずしもTOEIC教材をやるのが正解というわけではありません。
レベルに応じて使うべき素材は変わってきます。
学習者に大事なのは、自分にとって何が必要なのかを考えることです。
英語学習は毎日やるものですが、毎日やっていると作業化してくるため、考えるということをしなくなるのも確かです。
もし行き止まったり、違和感を感じたりしたら、思い切って変化を取り入れることも重要になります。
TOEICでも、同じようなスコアが半年以上続くのであれば、何かを変えるチャンスかもしれません。
自己分析をしながら、変化を恐れずに、上達の道を探していきましょう。
きっとその経験は、英語学習以外のところでも役に立つはずです。