大学生のときに使っていたテキストを再開
TOEIC対策のリノキア英語スクールです。
先日TOEFLを受験して、スピーキングで非常に打ちのめされました。
まったく喋れないわけではないけれども、自分が目指すような高得点には届かないような出来だったので、次回の受験までに何とかしたい。
そう思って手にしたのが『ALL IN ONE』です。
英語学習者では、知っている人も多い、名テキストです。
言ってみればDuoの上位版
『ALL IN ONE』を知らない方のために簡単にどんなテキストかを説明すると、「Duoがすこし難しくなったもの」というところです。
例文数は、ALL IN ONEが419文、Duoが560文と、Duoのほうが多いように見えますが、1文あたりの平均語数はALL IN ONEのほうが上なので、むしろALL IN ONEのほうがボリュームがあると思います。
さらにALL IN ONEには文法解説やライティングで使える付録がついており、単語や文法などのすべてが1つにまとまっていることから『ALL IN ONE』という名前がついているのです。
単語集とも言えるし、文法書とも言えるし、例文集とも言えてしまう、万能テキストですね。
一般的な単語集というのは対象とするテストがあります。TOEICなり英検なり、そのテストに応じた頻出後というのがあるため、カバー効率のいい専用単語集が生まれるわけです。
それに対して『ALL IN ONE』は、対象としているテストはありません。
このテキストが目指しているのは「英語対策」です。
テストに合格するための英語力ではなく、どこでも使える英語力を備えることを目指す。
それが『ALL IN ONE』です。
基礎単語の習得がスピーキングの基本
前回のTOEFLで感じたのは、基礎単語が思うように使えなかったことです。
出てくるのは「難単語」ばかりで、意味だけしか覚えていないから、どうやって文を組み立てていけばいいのか自信が持てず、詰まってしまうことが多かったのです。
ずっと英検1級やTOEFLの知らない単語ばかりを覚えていたのが原因ですね。
その勉強が悪いわけではありませんが、スピーキングには効きません。
僕はかつて、英検1級の2次試験で90%の得点を出しました。
面接試験では、自分の言いたいことを淀みなく言えた記憶があります。
なぜそんなことができたかというと、基礎単語を徹底的に習得したからです。
僕が英検1級の1次試験に合格して、まず最初にやったことが中学レベルの単語を使いこなせるようにすることでした。
たとえば、getという単語1つとっても、いろいろな使い方があるわけです。
言い換えれば、get1つが使えれば、そこから4つも5つも表現を広げることができます。
おかげで僕は、外国人との面接試験でスラスラと英語を話すことができたのでした。
それを思い出し、こうして『ALL IN ONE』を再開することに決めたのです。
『ALL IN ONE』に載っている単語は、どれも基本レベルですから、まさにスピーキングの土台固めには持ってこいなわけです。
セクションが小分けなのもグッド
ALL IN ONEのCDは、トラックが全部で60あります。
そして1トラックには、例文7つの音声が入っています。
1日1トラック進めれば2ヵ月、1日2トラック進めれば1ヵ月で1周できる計算です。
このように学習ペースが作りやすいように設計されているのも、『ALL IN ONE』の良いところですね。
僕は1日2トラック以上のペースで進めていきます。
2トラック分でも、例文14個ですから、そんなに多くはありません。
何よりも大事なのは、どこまで自分のモノにできるか。
次回のTOEFLはまだ決めていませんが、いつ受けても大丈夫なように、今からスピーキングの土台を作っていきます。
もし『ALL IN ONE』を使っている方がいましたら、一緒に頑張りましょう!