リスニング80正解・リーディング70正解で検証

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マンツーマンTOEIC対策のリノキア英語スクールです。

昨日9月29日はTOEIC公開テストの日でした。

僕は午前のほうをベルサール渋谷ファーストで受験してきました。

ベルサール渋谷には「ガーデン」と「ファースト」の2つがあります。「ガーデン」のほうは過去に2回ほど行ったことがあるのですが、渋谷駅から15分くらい歩かなければならないので、あまり当たりたくない会場でした。

「ファースト」は今回は初めてです。渋谷駅を中心にすると「ガーデン」とは正反対の方角にあります。表参道からも歩けるので、今回はそのルートで会場へ行きました。僕の母校でもある青山学院大学がすぐ近くなので、地理的にも馴染みがあり、「ガーデン」よりもはるかにアクセスが良かったです。

さて、今回も実験的に公開テストを受験しました。テーマはこちらです。

「リスニングで80問正解、リーディングで70問正解したらスコアは何点になるのか」

各パートの正解数の内訳は以下です。

パート1:6問正解
パート2:21問正解
パート3:32問正解
パート4:21問正解(リスニング計80正解)
パート5:24問正解
パート6:12問正解
パート7:34問正解(リーディング計70問正解)

700点に届くかどうかという正解数に設定してみました。さすがに650~680点くらい出るのではないかと思うのですが、結果はどうなることやら。

さて、それでは各パートの難易度の振り返りをしていこうと思います。

テストの難易度

僕が受験したのはカフェ店員の女性がエプロンをしている写真」のフォームでした。

パート1:難しい

No.1だけは解きやすかったですが、全体的に難しかったです。英文がちょっと長めで、それに合わせてナレーターのスピードも速くなっていたので、そこも難しさの原因でした。あとは使われてる単語もレベル高めでした。パート1から難しいと感じたのは久しぶりです。油断できませんね。

パート2:易しめ

全体的に解きやすい問題が多かったです。中盤あたりで “Why don’t we ~?” という問いに対して、”Because ~”で答える問題がありましたが、Why don’t we を「~しませんか?」の意味でちゃんと覚えていた人は、逆に戸惑ってしまったかもしれません。でも印象的だった難問はその1つくらいで、終盤になっても解きやすさはそこまで変わりませんでした。

パート3:普通

先読みの文章量は平均的で、問題としても変わったものはなく、公式問題集に収録されているようなレベルのパート3でした。いつもと違ったのはイギリス女性のナレーターです。今回のテストのパート2から登場しており、完全に新しいナレーターでした。前にも新しいイギリスナレーターが登場したことがありましたが、公開テストに数回出ただけで、その後はいなくなってしまいました。今回の新規ナレーターもレギュラーとして定着するのか分かりませんが、わりと早口なので厄介でした。

パート4:やや難しい

パート3よりは若干ですが難しかったと思います。でも直近の公開テストと比較すると、難易度にほとんど差はありません。700~800点レベルの人が解いても「けっこう難しいな」と思うのが今のパート4なのでしょう。受験者はひたすらリスニング力を伸ばして「簡単」と思えるようになる境地を目指すしかありません。先読み文もパート3よりは多めだったのでリーディング力も必須ですね。

パート5:普通

文法問題はかなり解きやすく、語彙問題がちょっと難しかったです。特に品詞問題は基礎的なものばかりでしたが、動詞 are を見て名詞の単複を判断させる問題は難しめでしたね。文法問題集には定番のように載っていますが、実際のテストでは頻出というわけではないので、印象的でした。あとは nobody とか nowhere があったのも覚えています。このあたりの勉強は疎かになる傾向があるので、いざ問題で出てくると一瞬考えますよね。フィーリングでは選べるけれども、本当にこれでいいのか不安になることが多いかと思います。

パート6:普通

今回も標準的なパート6でした。No.131-134だけが難しめで、ほかはどれも基礎的でした。パート6は問題レベルが安定しているので、直近のテストと比較しても難易度が判断しづらいです。最後のほうに出ていた by + 動名詞を選ぶ問題は、個人的に良問だったなと思いました。選択肢には名詞もあったので難しい問題に分類されますが、大事なところを突いているから好きです。

パート7:やや難しい

シングルパッセージ(No.147-175)が最初から文章量が多めでやっかいでした。今回はシングルパッセージの正解数を22/29個にしました。700点を狙うなら、このくらいの正解数が欲しいです。中には難しい問題も含まれていますから、それを捨てて、取れるところを取っていくのが理想です。この取捨選択のスキルは問題を解かないことには身に付きません。日頃からパート7の演習は欠かさずに行うべきです。

マルチパッセージ(No.176-200)はシングルよりは解きやすいと思いましたが、読む量は多いから時間的に厳しかったと思います。今回はマルチパッセージの正解数を12/25個にしました。難しめとは言っても、簡単に解けるボーナス問題はちゃんとありますから、そこで正解数を稼ぐわけです。そして難しいところは捨てて、No.200まで目を通してテストを終えるのが理想ですね。

結果発表は10月15日(火)

9月29日のTOEICの結果は、10月15日(火)にオンラインで発表されます。

その1日後には公式認定証(アビメ)も見られるようになります。

デジタル化されたおかげで、詳細がすぐに見られるのは嬉しいことです。就活や進学などにも利用しやすくなりました。あとは受験票もデジタル化してくれるともっとラクになりそうです。

今回は、リスニング80正解・リーディング70正解、という結果で検証しています。僕の予想では650~680点の間になりそうで、700点に届くかどうかが知りたいところです。

今回の検証が700点を目指す方の役に立てばと思います。今後も正解数を調整して、スコアの検証を行っていきますので、テストのたびに見ていただければと思います。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。