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TOEIC対策のリノキア英語スクールです。
2020年12月に、シリーズ8冊目となる『公式TOEIC Listening&Reading 問題集7』が発売されました。
このところは8ヵ月間隔で新しい公式問題集が出ていたものですから、今年(2020年)の10月頃に新作が発売されるのではないかと睨んでいましたけれども、ちょっと遅れての登場となりましたね。
基本的にTOEIC対策は、新しい公式問題集を使っていくのが良いです。
TOEICの傾向もちょっとずつ変わっていますから、あまり古い問題集をやってしまうと、現在のトレンドを把握できないまま本番を迎えることになります。
したがって、これからしばらくの間は『公式TOEIC Listening&Reading 問題集7』が主流になっていくと思われます。
当スクールでは早速この新しい公式問題集を解いて、日頃のレッスンで使って行けるように準備しました。この記事では、解きながら感じたことをレビューという形でご紹介していこうと思います。
難易度はどうなの?
それでは早速『公式TOEIC Listening&Reading 問題集7』の難易度について記していきます。直近で受験した公開テスト(2020年11月 / 12月)と比較してどうだったのか、それを個人の感覚で書いていきますので、参考までにご覧ください。
テスト1
公開テストでも頻繁に出てくる「定番」の問題が多いなか、いくつか難しいのが混じっていました。一方で、しばらく見かけなかった「昔の定番」がピックアップされていたので、今後の公開テストで復活するのかもしれません。パート1だからといって油断は禁物の難易度です。
直近の公開テストと比べれば「普通」レベルという評価になるのですが、変化球タイプの問題はキレがあって難しいです。何度も解いてTOEICが投げてくる変化球の軌道をしっかりと頭にインプットしておきたいところです。そうすれば本番のテストでも動じることなく正解が選べるようになるでしょう。いい問題セットだと思います。
オーソドックスなパート3という感じでした。単語の言い換えが分からないと解けない問題が多く、なかなかサービス問題が出てきませんでした。セリフの意図問題も、グラフィックも、ちゃんと聞いていないと正解に到達できません。最近の公開テストはパート3,4が難しめなので、それを反映しているのかもしれませんね。どうあれ、このくらいのレベルに慣れておいたほうが安心です。
パート3と同様に、ナレーターが言った単語がそのまま正解の選択肢に入っている問題が少なめだと感じました。内容を理解して解かないと正解数が伸びないように設計されている感じです。今後はこの公式問題集のレベルがスタンダードになっていくのでしょうか。もしそうだとしたら、受験者はより一層リスニングに力を入れていかないといけませんね。
TOEIC定番問題がぎっしり詰まった良セットだと思います。テスト1のパート5を何度も繰り返し解いていけば、きっとスコアが上がります。傾向としては前作の『公式TOEIC Listening&Reading 問題集6』とさほど変わらないです。基本をしっかりと学習できますから、傾向も併せて掴んでおきたいですね。
こちらも定番問題が揃っています。文挿入問題でちょっと難しめのがあるかもしれませんが、そんなのは本番も同じです。パート5同様に、何回も解いておきたいセットでした。あとは話題が分かるかどうかもポイントになりますので、そこも要チェックですね。たくさんの経験値が積めるので、レベルアップに最適です。
ここ最近の公開テストと比較すると、普通~やや難のあたりだと思います。もし難しいと感じたとしても、本番では同じレベルの問題が出てくると思って復習に力を入れていきたいですね。模試としては、この上なくハイクオリティなセットです。隅から隅まで入念に読み込んで、疑問点をすべて解消した状態でテストに望めれば、絶対にスコアは上がります。
テスト2
とくにひねった問題はありません。易しめに設定されていると思います。600点を目指す人でも全問正解が狙えます。いや、むしろ全問正解しないといけないくらいのレベルですね。正解数よりもどれだけ聞き取れているかがポイントです。100%聞き取れるまで復習することでテスト本番に活きてきます。
平均的なレベルだと思います。テスト1ほど変化球問題のキレがないので解きやすく感じるかもしれません。したがってテスト1よりも正解数が伸びたとしても謙虚に復習をしていったほうが良いでしょう。パート1と同じで、正解数よりもどれだけ聞き取れているかが大事です。難化しつつあるパート3,4のために、パート2を使って聞き取れる音を増やしていけると良いですね。
傾向としてはテスト1と同じですが、ひっかけの選択肢が多々あるおかげで、難易度としてはテスト2のほうが上だと思います。ひっかからないためにも内容をしっかりと理解することが要求されます。『公式TOEIC Listening&Reading 問題集7』のパート3は、テスト1・2ともに長きにわたって使い込む価値がありますから、1冊きちんと仕上げて公開テストに臨んていきたいところです。
前半はわりと解きやすいのですが、中盤から難易度が上がっていく感じでした。それでも全体的には平均的なレベルに落ち着いています。単語をヒントに答えが選べる問題がちゃんとありますので、そこで正解数が増やせるかもしれません。テスト1よりは解きやすいと思いますが、いずれのパート4も内容をしっかり理解することが要求されます。使い込めばスコアアップに貢献してくれるのは間違いありません。
基本的なところを試してくる良問が多いです。特徴的なのは複合名詞がやや多めに登場したことでしょうか。同じようなパターンで問題が作られているので、TOEICにおいて複合名詞が正解になる時はどんな場合なのかが理解できるはずです。とにかく定番を経験できますので、絶対に解いておきたいセットですね。
文法問題は基礎的でした。語彙問題はコロケーションを知っていれば簡単に選べるものもあれば、ダミーの選択肢が惑わせてくるものもあります。どれだけ英語に触れてきたかの実力が試されるような問題とでも言うのでしょうか。実力者でもスラスラと解ける問題ではないと思いますので、ちょうどいいレベル感です。
テスト1よりも文章量は多かったと思いました。それに加えて細かいところまで読んでいないと間違える問題が目立ちましたので、難易度としては高めです。焦らずに正解の根拠を探すことができるかどうかがポイントになりそうです。TOEICは時間との勝負でもありますから、落ち着いて解き進めていくことが大事です。文章量に慣れるという点では、テスト2を優先的に復習していきたいですね。
やっぱり公式問題集は最高!
テスト1,2両方に共通していたのは、パート3とパート7の難易度が高めだったことでした。とくにパート3においては、前作の『公式TOEIC Listening&Reading 問題集6』よりも難しいと感じましたので、新作でトレーニングしていくのが良いでしょう。
公開テストには最新の公式問題集が反映されることも多いですから、やっぱり新しいものを使い込みたいです。
正解数や簡単・難しいよりも、解いた後にどうするかが重要です。
公式問題集は、1冊きちんとやるとなれば1ヵ月~3ヵ月、あるいはそれ以上かかりますから、時間をかけて繰り返していく姿勢が必須なのです。
いろいろな方を見てきましたが、1冊を徹底的にこなす人は確実にスコアアップしますし、穴だらけで終えてしまう人は結果がなかなか出ません。
TOEICの公式問題集はとても貴重なテキストです。そして最高のクオリティを持っています。この唯一無二のテキストを何度も解く中で、なぜ正解できたのか、なぜ間違えたのかを1つずつ明確にしながら、実力を伸ばしていけると良いですね。
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