リスニング85正解・リーディング80正解で検証

ご覧いただき、ありがとうございます。
マンツーマンTOEIC対策のリノキア英語スクールです。

昨日11月17日はTOEIC公開テストの日でした。

僕は午前のほうをベルサール神保町で受験してきました。

ベルサール神保町は1年に1回くらい行く会場です。神保町がスクールから1駅なのでアクセスはとても楽で、なんなら20分くらいで歩ける距離にあります。ベルサールだから建物はきれいですし、ほかのベルサールと比べて規模が小さめなため、大混雑することもありません。

開門の9:25ちょうどに到着し、すぐに受付を済ませ、アナウンス開始まで文庫本を読んでいました。いま読んでいるのは『嫌われた監督』という本で、中日ドラゴンズの監督だった落合さんにまつわるドキュメンタリーです。これがすごく面白い。2年前にハードカバー版を買って読んだのですが、文庫版が最近出たので、また買って読んでいます。気に入った本は何回でも読む派です。

さて、今回も実験的に公開テストを受験しました。テーマはこちらです。

「リスニングで85問正解、リーディングで80問正解したらスコアは何点になるのか」

各パートの正解数の内訳は以下です。

パート1:6問正解
パート2:22問正解
パート3:33問正解
パート4:24問正解(リスニング計85正解)
パート5:26問正解
パート6:13問正解
パート7:41問正解(リーディング計80問正解)

今回は800点を狙った正解数にしています。おそらく780~820点くらいになるのではないでしょうか。

さて、それでは各パートの難易度の振り返りをしていこうと思います。

テストの難易度

僕が受験したのは芸術作品を手に持って見ている女性」のフォームでした。

パート1:易しめ

今回のパート1は、難しい単語も、長い文章も、早いナレーターもなく、とても解きやすいレベル感でした。公式問題集10や11のパート1に出ている表現がちらほら見られたため、やはり公式問題集をしっかりやり込んでおくことは重要です。暗記するくらい反復しておきましょう。

パート2:普通

全体的に普通レベルの問題ばかりでした。簡単なものもそれなりに含まれていて、逆に難しめのものは終盤に数問だけでした。ナレーターのスピードは普通だったので、答えをひねっての難しさが出ていました。このレベル感だと、パート2で手応えのあった人は多かったのではないかと思います。

パート3:普通

先読みの文章量は普通で、トピックやナレーターの速度も普通でした。最近登場したイギリス女性の新ナレーターは、今回はパート3から出ていました。でも1問くらいだけだった気がします。9月、10月はパート2から出番も多めだったのに、今回はだいぶ減らされていました。さて、パート3は標準的なレベルで、それはセリフ問題やグラフィック問題でも同じでした。キーワードを拾って解ける問題も6割くらいあったので、正解数も確保しやすいかと思います。

パート4:難しい

パート4は先読み文の文章量が多く、しっかり聞いていないと内容が分からない問題が多かったです。多少聞き取れなくても、分かった部分だけで理解を補えるものが少なかったということですね。冒頭から場面・内容を理解していかないと、最後まで「?」な感じで終わってしまいます。あとは設問で、speaker / listeners のどちらについての問いかを把握しておくことも大事です。今回は listeners についての問題が多めでした。speaker が誰かを想像するよりも、listeners を想像するほうが大変なので、負荷が大きめのパート4でした。セリフ問題はかなり難しかったです。グラフィックは普通でした。

パート5:易しめ

文法問題・語彙問題どちらも標準的なものばかりでした。序盤で関係代名詞の所有格(whose)を選ぶ問題があり、前半なのにレベルが高めだなと警戒はしたのですが、それから先の文法問題はどれも基本レベルでした。語彙問題はNo.128が印象的で、4つの選択肢は arrange のような誰でも知っているものだけなのに、文脈ありきで考えると迷ってしまうという問題でした。こういう問題は個人的に好きです。和訳だけ覚えていても通用しない場合があるのだということを教えてくれるからです。

パート6:普通

今回も普通のパート6でした。前回もそう書きましたが、パート6はここ何ヶ月かずっと「普通」と評しています。文法・語彙どちらとも文章が読めていれば迷わないレベルです。文挿入はちょっと考えるのが1問あったくらいで、いたって普通レベルです。

パート7:やや難しい

文章量は多めだったと感じました。4問つきのチャット問題はページの上から下まで文章が続いていて驚きました。ただ、内容と設問はそこまで難しくなかったです。文章を読み切れれば正解は見出しやすかったです。記事問題は2つありましたが、どちらも文章は長くなく、内容もいたって普通の記事問題だったので、今回は解きやすかったと思います。

マルチパッセージでは文書ごとの内容理解でちょっと難しいと感じることもありましたが、文書間の関連性が分かりやすかったため、読み進めるうちに理解が深まりました。今回のパート7がすこし難しいと感じたのは文章量のせいでしょう。当然のことですが、読めていれば正解は見つかります。

結果発表は12月5日(木)

11月17日のTOEICの結果は、12月5日(木)にオンラインで発表されます。

その1日後には公式認定証(アビメ)も見られるようになります。

デジタル化されたおかげで、詳細がすぐに見られるのは嬉しいことです。就活や進学などにも利用しやすくなりました。あとは受験票もデジタル化してくれるともっとラクになりそうです。

今回は、リスニング85正解・リーディング80正解、という結果で検証しています。僕の予想では780~820点の間になりそうで、800点に届く可能性のほうが高いと思っています。

今回の検証が800点を目指す方の役に立てばと思います。今後も正解数を調整して、スコアの検証を行っていきますので、テストのたびに見ていただければと思います。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。