リスニング70正解・リーディング50正解で検証
ご覧いただき、ありがとうございます。
マンツーマンTOEIC対策のリノキア英語スクールです。
昨日はTOEIC公開テストの日でした。
僕は午前のほうを大妻女子大学で受験してきました。
大妻女子大学にあたるのは今年だけで3回目です。1回目はきれいな校舎で受験し、2回目は古めの校舎で受験しましたが、今回はきれいな校舎のほうでした。冷房が快適なので、きれいな校舎のほうが好きです。
前回のテストで50回目の満点を取得したのを区切りに、今回からは実験的に公開テストを受験していくことに決めました。毎回テーマを決めて受験するわけですが、最初のテーマはこんな感じです。
「リスニングで70問正解、リーディングで50問正解したらスコアは何点になるのか」
各パートの正解数の内訳は以下です。
パート1:4問正解
パート2:18問正解
パート3:28問正解
パート4:20問正解(リスニング計70正解)
パート5:18問正解
パート6:10問正解
パート7:22問正解(リーディング計50問正解)
600点を狙う人ときの目安がこのくらい(か、もう2~5問くらい多めに正解)だと思っているので、実際のテストではスコアがどう出るのかを検証していきます。
公式問題集のスコア換算表はとても幅が広いため、あまり参考になりません。そこで僕が実験的に公開テストを受験することによって、本番のテストで何点くらい取れるのかの目安を作っていこうという試みです。
さて、それでは各パートの難易度の振り返りをしていこうと思います。
テストの難易度
僕が受験したのは「人々がベンチでリラックスしている写真」のフォームでした。
人物の写真が5問、風景写真が1問の標準的な構成でした。問題レベルもいたって標準的です。ただし、一文ずつの長さがわりと長かったので、簡単と言えるほどではありません。とくにソファの後ろに本棚がある写真の問題は難しかったです。そのため、600点を狙う人なら4/6正解くらいになるのではないかと思い、4つ正解にしました。
内容理解を必要とする問題が目立ちましたが、これは公式問題集11でも見られた傾向なので、このくらいが標準と思ったほうがよさそうです。もちろん「Whenで質問しているから場所を答えるはず」と思うのも悪くはありませんが、単語だけ聞いて解こうとすると足元をすくわれる可能性が高いです。なるべくフレーズ単位、あるいは文全体を理解するように日頃からトレーニングしておくべきです。おそらく600点のためには18/25正解くらい取らないといけないと思ったので、その正解数にしました。
先読みの文章量が多く、ナレーターのスピードも速い問題が多かったので、かなり難しいパート3だと思いました。ただ、キーワード(単語)を拾えば解ける問題は6~7割あったので、ある程度の正解数を確保することはそこまで難しいこととは思いませんでした。先読みを万全にできる人ほど正解数が伸ばせるタイプの問題です。リスニング力ももちろん大事ですが、それと同じくらいリーディング力が必須となってきます。先読みのトレーニングも日頃から積んでおきたいところです。600点狙いならば28/39正解は欲しいので、その正解数にしました。
パート3よりも先読みの文章量は多かったですが、ナレーターのスピードは平均的なものが多かったです。キーワード(単語)を拾って解ける問題が7割ほどあったので、正解数を確保することはそこまで難しいわけではありません。しかしセリフの意図問題がかなり難しかったので、そこでペースを崩されないことが大事です。パート3同様に、先読みをできる人が取れる傾向にあります。600点狙いならば20/30正解は欲しいので、その正解数にしました。
語彙問題がかなりハイレベルでした。基本的な単語がほとんど選択肢になかったので、600点を目指すレベルの人にとっては非常に辛かったと思います。その一方、700~800点を目指すレベルの人は手応えを感じないといけない難易度です。言い換えれば、語彙力の試金石となるようなパート5でした。語彙問題がわからなかったという方は、単語力の補強が欠かせません。文法問題においても基礎的なものは少なめで、中級レベル帯の割合がもっとも多かったように思いました。パート5で打ちのめされてしまった人は、もっともっと勉強しないといけません。600点狙いならば18/30正解は欲しいので、その正解数にしました。
とても平均的なパート6でした。文法問題はすこし難しめでしたが、文挿入問題が解きやすかったので、内容がわかれば正解数を伸ばせます。そして文書のトピックも分かりにくいものはありませんでした。plague という難しい動詞が問題に出ていたのが印象的でしたが、これは文法問題だったので、意味が分からなくても前に has があるのに気づけば「現在完了形」にするという答えに到達できます。分からない単語に面食らっても、落ち着いて見れば基本的な文法知識が試されていると分かりますので、たくさん問題を解いて冷静さも身につけておきたいところです。
シングルパッセージ(No.147-175)は文章量が標準的で、トピックや設問においても難しいものは少なかったです。きちんと内容を理解して読めれば正解数が稼げる難易度でした。一方、ダブルパッセージ(No.176-185)は文章量が多かったです。設問でも難しいのがあったので、正面から立ち向かうと時間を食うはめになりかねません。600~700点狙いであれば「捨て」もアリだと思いました。最後のトリプルパッセージ(No.186-200)は文章量が少なく、解きやすい問題が多かったです。振り返ってみると、今回はシングルとトリプルをしっかり解いていくのが正解だったのでしょう。
今回はシングルパッセージ(No.147-175)だけで22問正解にしました。したがって、No.176-200はすべてミスにしてあります。600点狙いだとNo.175あたりで時間切れになり、残りは塗り絵というケースが多いので、それを再現してみました。
結果発表は8月13日(火)
7月28日のTOEICの結果は、8月13日(火)にオンラインで発表されます。
その1日後には公式認定証(アビメ)も見られるようになります。
デジタル化されたおかげで、詳細がすぐに見られるのは嬉しいことです。就活や進学などにも利用しやすくなりました。あとは受験票もデジタル化してくれるともっとラクになりそうです。
今回は、リスニング70正解・リーディング50正解、という結果で検証しています。これでスコアが何点になるのか、結果が楽しみです。僕の予想では560~600の間になりそうで、正直なところ600点に届くのは厳しいと見ています。
この検証が600点を目指す方の役に立てばと思います。今後も正解数を調整して、スコアの検証を行っていきますので、テストのたびに見ていただければと思います。
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。